Buzz Bong

バズボン

長さ:73mm 重さ:約19g フローティング

バズボンのあらまし

バズボンは、ボディの前方にバズブレードを付けたトップウォータープラグです。
その見た目から、早めのただ巻きで使うルアーと思われがちですが、むしろポッパーをイメージした方がバイトを得やすいルアーです。
レスポンスの良いバズブレードの回転、サウンド、フラッシングを活かす使い方を工夫してみてください。

琵琶湖、特に南湖のトップウォーターと言うと、今ではすっかりポッパーの一強といった感じになっています。これは、濃密なウィードがルアーの存在感を小さくしている事と無縁ではないでしょう。バスをルアーまで引き付けるには、ポッパーが出す太いサウンドや水押しの強さが必要だ、と。

でも今からポッパーを作ってもしょうがないか、というのがある意味ではバズボン作りのスタートです。すでに名作が数多あるポッパーではなく、別の可能性を探ろう、と。

バズボンの使い方

その1

バズブレードが付いている事もあって、バズベイトをゆっくり巻くために作ったと思われがちのバズボン。でも、先に書いた通りルーツはポッパーです。
そんな訳で、使い方は2~3回の首降り、ポーズ、ショートジャーク、といった組み合わせが王道です。

また、ここにスローのただ巻きを織り交ぜてみて下さい。ロッドワークでのアクションとは別の刺激でバイトを誘発できます。
なお、動かし方にかかわらず、バズボンを使う時は「繊細に」扱う事を意識してください。ロッドを強く張り過ぎない事がポイントです。

その2

先の話と矛盾するようですが、もう一つの使い方は、バズベイトのような早巻きやロングジャークといった強いアクションです。

バズベイトにはない「止められる」という特徴を活かして下さい。
1メートルほど高速で巻いて、ピタッとポーズを入れる。巻きジャークを繰り返す中で、一瞬のキルを混ぜる、など。
強い音や速いスピードを出す事でバスに気付かれやすくなるので、そこに食わせる方法(ポーズやデッドスローの巻き、シェイク)を組み込んで使ってみてください。
強い使い方は、普通に使ってもバイトが出ない状況でバスを浮かせられるケースがあります。

どのように使う場合でも、湖面の荒れ具合、水深などに応じてアクションの強弱を調整してみて下さい。波風で湖面が荒れていたり、バスのレンジが深いなと感じるときは強めのアクションを、反対に凪いだ時やシャローでは静かに扱うのが基本です。

バズボンの動画

バズボンのアクション動画です。

バズボンのバズブレード

バズボンのバズブレード

バズボンのバズブレードはオリジナルで製作しました。求めたのは、点の釣りと面の釣りを高次でこなせるバズブレードです。
バンク撃ちや、小さなウィードパッチを狙う場合に回転レスポンスの良さは必須。弱いロッドアクションにも反応するように調整しました。またピンスポットで移動距離を抑えるためのブレーキとしての役割も担っています。

同時に、バスに気付かせたりスイッチを入れるための、強いサウンドとスプラッシュも重要です。ブレードの曲げ角度を調整する事で、この要素も組み込みました。

もう一つ、面の釣りをする時に大事になってくるのが、ブレードの巻き感。
水を噛み過ぎず、抜け過ぎず、クランクベイトを巻くかのような水押し感を目指したのがバズボンのバズブレードです。

バズボンのボディ構造

バズボンの断面図

バズボンのボディは発泡ウレタン樹脂で作っていますが、実は普通の発泡ウレタン樹脂ではありません。写真を見ると分かりやすいと思いますが、ボディが2層構造になっています。内側の高浮力ボディ(コア層)が、高硬度の外殻(シェル層)で覆われる形になっています。通常、発泡ウレタン製のルアーは、ここで言うコア層のみで作られています。

発泡ウレタン樹脂の特徴として、比重を軽く(小さく)すればするほど、強度が下がっていきます。けれどアクションのレスポンスの為に、ボディはできるだけ軽くしたい。高硬度のシェル層を作る事でそのジレンマを解消したのが、この二層構造になります。
吸水率が極めて低く、造形の自由度が高い。ルアー素材として優れた特徴を持つ発泡ウレタン樹脂に、この2層構造が加わったことで、機能面ではウッドにもプラスチックにも勝りうると考えています。

バズボンのカラーバリエーション

  • Cgill
  • Sgill
  • gold rush
  • WCB
  • 96
  • Hi-red

バズボンのお取り扱い店舗

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